壱岐対馬両島は長崎県に属し(地政学的には福岡県に近いが、)朝鮮半島から50kmしか離れていない日本海に浮かぶ島で、日本に大陸の文化文明を中継した歴史上重要な島である。縄文時代から既に大陸と交流があり,白村江の戦い、高句麗(広開土王)との戦い、遣隋遣唐使、仏教伝来、元寇の戦、文禄慶長の朝鮮攻め、朝鮮通信使、日露戦争の日本海戦など限りなくその舞台、中継点となって来た。
対馬までは中部国際空港からジェット機で約一時間30分、福岡空港からプロペラ機に乗り継ぎ約20分で福岡空港に到着する。
久しぶりにプロペラ機に搭乗したが安定飛行で安心した。
対馬は上島,下島で構成され日本の有人島の中では佐渡ヶ島、奄美大島についで三番目に大きな島である。
しかし島の7割は山で平地は少なく人口は約三万人と少ない。
上島と下島は元々陸続きであったが明治の初め日本海軍がロシアとの日本海海戦に備え海溝工事を行い軍艦が近道をして短時間に日本海に出動できるようにした。バルチック艦隊を撃破するのに大きく貢献した。
現在海溝には万石橋(まんせきばし)が架かり国道382号線で繋がっている。
島の中央部にある烏帽子岳展望台からはるか朝鮮半島(釜山)を望む
冬の天候が良い時には釜山(49.5km)のあかりがみえる。
浅茅湾(麻生湾)リアス式海岸 戦艦を定留するのに最適
海彦山彦の神話で知られる海宮。大潮の時は鳥居が2mも海中に沈む
和多都美神社
僅か百騎余りの手勢で数千の元寇に太刀打ちするも全員討死する
対馬の武家屋敷独特の石組の壁が目をひく
江戸時代朝鮮通信使を接待した金石城後
朝鮮通信士歴史館